台風の名前の付け方や由来は?日本とアメリカで比較!

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日本では台風の名前の付け方は「台風〇号」というのが一般的ですが、別で固有のアジア名もついているのをご存じですか?その由来も気になりますね。アメリカのハリケーンの名前の付け方は人名ですが、その由来は何なのでしょうか。今回は台風やハリケーンの名前の付け方がどうなっているのか、名前の由来についても調べてみました。

台風の日本での名前の付け方は?

日本の台風に当たるアメリカのハリケーンですが、「パトリシア」や「カトリーヌ」など人名が付けられています。日本では台風の名前は「台風〇号」といった呼び方が馴染み深いです。このように台風の名前の付け方には、アメリカのように名前を付ける「リスト方式」と、日本のように「番号方式」があります。世界的にみると、アメリカ付け方の台風の名前のような、「リスト方式」を採用している国が多くみられます。

日本の「台風〇号」という名前の付け方は、気象庁が付けています。毎年1月1日から順に一番に発生した台風を第1号とし、以後、発生順に番号をつけていきます。数字を見るだけで「今年に入って〇個目の台風」と分かりますね。ですが、前年度以前のものになると、曖昧になってしまうのが日本の台風の「番号方式」による名前の付け方の特徴です。

ですので、日本の台風においても『大規模災害』や『顕著な気象現象が観測された台風』には「名前を付ける」方式が採用されることになりました。過去に8個の命名された台風があります。

1954年:洞爺丸台風
1958年:狩野川台風
1959年:宮古島台風
1959年:伊勢湾台風
1961年:第2室戸台風
1966年:第2宮古島台風
1968年:第3宮古島台風
1977年:沖永良部台風

いずれも大きな被害を出した台風です。しかし、1977年以降に命名された台風はありません。

ハリケーンの名前の付け方と由来は?

北大西洋のハリケーンの名前の付け方は、頭文字のアルファベット順に、人名が21種類(26文字中Q、U、X、Y、Zの5文字は利用しません)のリストが6セットから1年ごと1セットずつAから付けていきます。もし、21個以上の台風が来てしまった年は、順次ギリシャ文字のα(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)を使ってきます。2005年にギリシャ文字のハリケーンが誕生しました。

北大西洋のハリケーンの名前の由来は、もともとはアメリカ空軍や海軍の気象学者が、恋人や妻の名前で台風を呼んでいたのが名前の由来で、女性の名前が付けられるようになりました。ところが、1979年以降は男女平等に反するという理由から、交互に男性と女性の名前が用いられています。

台風のアジア名の名前の付け方は?

ハリケーンのように、気象機関が設置する委員会で『事前に決めておいた台風名のリストから発生順に名前を選んでいく』方式の名前の付け方が、「リスト方式」です。「リスト方式」には2種類あり、「年次リスト」型と「継続リスト」型に分かれます。ハリケーンのような「年次リスト」型に対し、日本のニュースで「台風何号」などの情報に( )付けで名前が表示されているのが、「継続リスト」型の台風の名前です。

日本を含む北西太平洋地域の台風の名前の付け方は、1999年まではアメリカ空軍気象隊が定めた名前のリストが、毎年更新されて気象庁に送達されていました。ですからアジアの台風には一つの台風に対して「台風〇号」と「人の名前」の2つが存在したのです。ですが、この欧米風の名前はどうしても日本人には馴染まず、女性名の台風の呼び方は「国際的な通報だけ」に利用することになりました。

そして近年、アジア地域でも「自分たちの名前リストを作ろう!」という動きから、2000年以降は台風のアジア名の名前が付けられるようになりました。アジアのリスト方式は、ハリケーンのような「年次リスト」ではなく「継続リスト」で、あらかじめ決められた140の名前を発生順に付けていきます。台風の年間発生数の平年値は25.6個となっており、約5年で台風の名前が一巡します。そして再び最初の名前に戻るのです。

台風のアジア名の名前の由来は?

アジアの台風の名前の由来ですが、アジア・太平洋14か国・地域の気象機関で構成する「台風委員会」に属する14の国が、それぞれ10個ずつ提案して140個の名前が決まりました。「台風委員会」の加盟国及び地域は、

日本・香港・中国・ラオス・マレーシア・韓国・北朝鮮・マカオ・カンボジア・フィリピン・シンガポール・ ベトナム・タイ・アメリカ

となっています。リストにある台風の名前の由来には、動植物や自然現象に関する言葉や「あいさつ」の言葉などが含まれていて、それぞれの名前の由来に、お国柄や気質が感じられます。ハリケーンのような人名へのこだわりは無く、常に台風の被害が大きいフィリピンなどは「鞭打つこと」や「冷酷な」といった意味の言葉を挙げています。

日本の気象庁は『星座の名前を提案』していて、『特定の企業名や商標に使われていないもの』である理由は、やはり甚大な被害が出た場合の企業名や商標では、印象が悪くなるからですね。

使われなくなった名前がある?

ハリケーンの名前も台風の名前も、大きな被害を出した台風に対しては、被害を受けた国が世界気象機関(WMO)にその名前の引退要望を提出することができます。アジア名でこれに適用された名前は、VAMEI、RUSA、CHATAAN、IMBUDOの4つあります。大西洋地域では「カトリーナ」などが適用されました。これは、大きな被害がでたからという理由だけでなく、法律的な問題や歴史的な引用、保険請求に関する問題などで生じる曖昧性をきわめて防ぐことができるそうです。

台風の名前の付け方や由来は?日本とアメリカについてまとめ

台風の名前の付け方には、ハリケーンのような「リスト方式」と、日本の台風のような「番号方式」とがあるのですね。また、アジアでは2000年以降、独自のアジア名が付けられるようになり、140個の名前を順番に使用していることが分りました。名前の由来にもその国のお国柄が、よく表れているのですね。

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