2020年の台風3号の発生は遅い!なぜなのか理由は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年の台風3号の発生が記録的に遅い事になっています。なぜなのでしょうか。8月1日に発生した2020年の台風3号でしたが、なぜこれほどまでに遅れたのか、また今年は今後、同じように台風の発生が遅れるのかなどについても調べてみました。

2020年の台風3号の発生は遅い!

2020年の今年は7月下旬であっても、南の海上には台風発生の気配がなく、おとなしい状態が続いていました。あちこちと太平洋上には雲が発生はしていたのですが、これらの雲がすぐにまとまり台風にまで発達するというシナリオはほとんど考えられなかったのです。今年、2020年の台風1号の発生したのは、1951年の統計開始以来8番目に遅い、5月12日21時でした。

その1か月後の6月12日21時に台風2号が発生しましたが、こちらは台風2号の中では14番目に遅く、特に記録的に目立つような遅さではなかったのですが、その後完全に台風の発生が止まりました。すでに台風3号の発生日としては記録的な遅さとなっていたのです。1998年(8月9日9時)、1975年(7月31日21時)、などに次いで遅い台風3号が確定していました。

7月26日(日)までに発生しなければ3位、7月末までに発生しなければ2位の遅さの、台風3号だったのですね。

2020年の台風3号の発生が遅いのはなぜ?

そして2020年8月1日午後3時、ベトナム近海で熱帯低気圧が台風3号に変わりました。1998年の8月9日午前9時に次ぐ、過去2番目に遅い日時での台風3号の発生です。台風3号の中心気圧は994ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートル、中心付近の最大風速は18メートル。今年の7月は、1951年の観測開始以来、初めて台風が発生しませんでした。

なぜ、今年は台風3号発生の時期がここまで遅かったのでしょうか。フィリピン沖の海水温は7月下旬には30℃以上もあり、台風が発生するには十分過ぎるくらいの高さでした。それでもなかなか台風が発生しなかった理由は、インド洋の海水温が高かった事が関係しているようです。インド洋では平年と比べて、広く上昇流が強かったのに対し、太平洋は逆に広範囲で平年と比べて、下降流場(上昇流が弱い)となっていました。

下降流場(上昇流が弱い)では、広範囲に活発な雨雲は発生しにくく、どんなに海水温が高くても上空の環境に大きく依存するため、台風の発生は一筋縄にはいきません。

2020年は台風の多数発生に要注意?

気象庁発表のエルニーニョ監視速報によりますと、インド洋の海水温は7月がピークで8月以降は下がり続け、秋には平年より低くなる見通しのようです、逆にフィリピン沖の海水温は一層高くなる可能性があり、そうなりますと、今度は太平洋上で台風が発生しやすい上昇流場が強められます。これは2016年も似たような状況で、台風1号の発生は7月でしたが、その後は多くの台風が発生し、8月と9月で6個もの台風が日本に上陸、大きな災害をもたらしました。

2020年の今年も2016年と同様、静かな状態から打って変わって多くの台風発生の可能性があり、現在の台風発生数が少ないからと言って、全く油断はできませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*