2020年台風1号の進路は?被害状況を調査!

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全世界がコロナウィルスの被害に見舞われた2020年ですが、台風の季節が訪れようとしています。1号の進路や被害状況はどのようだったのでしょうか。すでに熱帯低気圧と変わった、2020年台風1号について、名前や進路を調べてみました。

2020年台風1号の名前はヴォンフォン?

現在は、台風の発生するたびに固有のアジア名の名前が付けられていますが、このようになったのは2000年からで、従来はアメリカが英語の人名を付けていたのですが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風には、現在は固有のアジア名の名前を付けることになっています。そして、その名前については前もって140個が準備されていて、発生順に名前がついていきます。140個の名前をエンドレスに順番に使っていく訳ですね。

2000年の台風1号にカンボジアで「象」の意味の「ダムレイ」が名付けられ、台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので、約5年間で台風のアジア名140個が一巡することになります。日本からは星座名に由来する名前10個が提案されています。ですが、大きな災害や被害をもたらした台風の名前については、以降は使わないよう変更することがあるようです。台風の名前の付け方についての気象庁のサイトはこちらです。

2019年最後の台風は29号『ファンフォン』(62番目)だったため、2020年の台風1号の名前は『ヴォンフォン』(63番目)となります。以降、2020年の台風の名前はヌーリ(64番目)、シンラコウ(65番目)・・・と続いていくのですね。『ヴォンフォン』はマカオが名付けた名前で、意味は「すずめ蜂」です。台風の名前や付け方、意味や由来、台風のたまごについては、こちらの記事をご覧ください。

2020年台風1号のたまご発生から進路は?ウェザーニュース・気象庁・米軍(JTWC)・ヨーロッパで検証

2020年の台風1号が発生したのは、5月12日(火)の夜です(たまごは5月6日に発生)。過去には、2019年・2018年・2015年・2014年・2013年・2005年・2003年には1月には台風が発生しています。2020年の台風発生は少し遅めですね。台風の統計を取り始めた1951年からの比較で、1号の発生が遅い順は、

1位 1998年7月9日
2位 2016年7月3日
3位 1973年7月2日
4位 1983年6月25日
5位 1952年6月10日

2016年は、7月に台風1号発生という記録的な遅さだったんですね。

ウェザーニュースによりますと、台風1号は5月12日(火)に発生後にフィリピンへ接近・上陸すると予想され、勢力を弱めながら沖縄の南へ進路を取るといわれていました。2020年の沖縄は梅雨入りは5月11日で梅雨明けは6月12日でした。

気象庁発表の進路図は、このように色分けされています。

:15m/s以上の強風域
:25m/s以上の暴風域
赤線:暴風警戒域
白線:予報円

2020年5月13日に気象庁が発表した台風1号の様子です(位置:フィリピンの東、中心気圧:994hPa、最大瞬間風速:35m/s)。基本的に気象庁の台風進路情報は3時間おきですが、日本に接近すると1時間おきに更新されます。2009年4月からは、5日(120時間)予報になっています。

アメリカ政府機関の為の気象情報として、アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表する台風情報がありますが、一般人でもアクセス可能です。「時差」に注意して、日本時間に直すには時差の9時間を加える必要があります。気象庁と米軍(JTWC)の予報の比較になります。

ヨーロッパ中期予報センターの予報は10日間予報なので、日にちが経つにつれて精度が落ちるようです。

「台風」の定義とは?

「台風」とは、もともとは熱帯低気圧です。そして、熱帯低気圧の中で気圧が最も低い位置を「気圧中心」と呼び、その勢力と位置によって台風が定義されます。勢力については、低気圧域内の最大風速が約17.2 m/s以上に発達したものが、「台風」といわれるのです。通常の低気圧と最も異なるのは、前線を伴っていないことです。次に位置ですが、北西太平洋の「東経100度線から180度経線までの北半球」に中心が存在するもの、地図上ではモンゴルやタイを結ぶ経線より東、かつユーラシア大陸の東端の緯度より西、という事になりますね(ざっくりとした位置関係ですが)。

ですから、世界の地域により、同じ(最大風速が17 m/s以上の)熱帯低気圧であっても呼称は変わります。すなわち、北インド洋にあるものは「サイクロン」、南太平洋・北太平洋(180度経線以東)・北大西洋にあるものは「ハリケーン」と呼び名を変えます(「ハリケーン」は最大風速が33 m/s以上のものを呼びます)。もちろん、台風・サイクロン・ハリケーンともに現象としては同じです。

2020年台風1号の被害は?

2020年5月12日21時にフィリピンの東で発生した台風1号(ヴォンフォン)により発生した被害は、5月17日のフィリピン社会福祉開発省(DSWD)の報道では

・被災人口:218,400人(60,285世帯)
・死者4人、負傷者25人(崩れた壁に巻き込まれる等)
・家屋被害:7,459棟(全壊1,128棟、一部破損6,331棟)、リージョンVIII
・被災地域:173バランガイ(リージョンII, III, VIII,CAR)
・避難所はすべて閉鎖、最大3550人(993世帯)が、68か所(リージョンII,III,CAR)の避難所に避難

となっており、台風1号(ヴォンフォン)は2020年5月17日3時にバシー海峡へ進路を取り、熱帯低気圧と変わっています。また、新型コロナウイルス感染症の影響による被害は、5月16日時点でのフィリピン国内の感染者数は12,091人、死者は806人(米国ジョンズ・ホプキンス大学による集計)でした。

2020年台風1号の進路・被害状況まとめ

2020年台風1号(ヴォンフォン)は、フィリピンに主に被害をもたらしました。これから発生する台風は日本に進路を取る可能性も高いので、例年の事ですが十分な警戒と備えが必要ですね。

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