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2019年台風2号の進路は?被害状況を調査!

2019年は早くも台風2号が2月に発生しました。進路や被害状況はどうだったのでしょうか。勢力が強かったので気になります。今回は2019年の台風2号について、その進路や被害状況を振り返ってみました。

2019年台風2号の進路は?

2019年2月20日午前3時にマーシャル諸島で台風2号が発生し、進路を北西に進んで25日午後3時にはマリアナ諸島で猛烈な台風へと発達しました。その後進路をフィリピンの東海上をゆっくり西進し、28日午後3時に熱帯低気圧に変わっています。台風が発達する海面水温は通常、27度以上で、それ以下の海域に達すると衰弱する傾向にあります。

また、上層と下層の風速、風向等のベクトル差となる『鉛直シア』が大きい場合も、下層の渦と上層の積乱雲が分離しやすく台風の発達が阻害される傾向にあります。台風2号が発達した海域の海面温度は28度程度と、平年より特に高くはありませんでしたが、それでも台風が発達するには十分な温度で、急激に衰弱し始める26日頃までは、台風2号の進路が鉛直シアが小さい海域を進んでいた事で、発達が阻害されなかったようです。

これまで、2月や3月は台風の進路を西進させる偏東風が赤道付近で、マリアナ諸島付近やフィリピンの東海上で北上することはありましたが、西進することはなかったのですね。この、4月ごろから北上するといわれている偏東風が、2019年は例年より早く北上したことにより、台風2号の進路が西進したとみられています。

2019年台風2号の被害状況は?

先述のように2019年の台風2号が猛烈な勢力にまで発達した原因は、台風が存在する海面温度の高さと、台風の周囲を吹く風が発達に適していたためとされています。2月24日には一旦勢力を落とした台風2号でしたが、25日には再発達し、同日15時には「猛烈な」勢力となって中心気圧も915hPaにまで低下しました。2月中に台風が猛烈な勢力に発達したのは最大風速のデータがある1977年以降では初となり、1951年の統計開始以来では、2月の台風としては中心気圧が最も低いものでした。

2019年台風2号の進路は?被害状況について

気象上の様々な要素から、思わぬタイミングで2月の台風としては過去最大の勢力に発達した、2019年の台風2号。日本に直接の被害があった訳ではありませんでしたが、もしこの台風の進路方向が日本だったらと考えると、やはり普段の備えを意識しておかなければいけませんね!

2019年台風1号の進路は?被害状況を調査!

2019年台風1号の発生はとても速かったですが進路はどうだったのでしょうか?また、被害状況も気になりますね。今回は、1年最速ともいえる2019年台風1号の発生時期や進路、もたらした被害状況について振り返ってみました。

2019年台風1号の進路は?

2019年は、平年の25.6個よりも多い29個の台風が発生しました。そして2019年の台風1号は、1月1日午後3時に、南シナ海で発生しています。元日に台風1号が発生するのは、1951年に統計が始まって以来、初めてとなります。この台風1号は、2018年12月31日に発生した熱帯低気圧が年を跨いで存在したのですね。ですが、一年で海水温が最も低く、台風の発生が少ないのは2月という事実から、2018年の台風シーズンの延長であったと思われます。

2019年台風1号の被害は?

2019年の台風1号はその後、約21年ぶりとなる越境サイクロンとなりました。元日に発生後、進路は南シナ海をさらに西北西ヘ進んだ事で、日本付近への被害や影響は見られませんでした。2019年の台風の日本での被害や影響については、接近数は平年の11.4個より多い15個で、これは統計史上7位となっています。日本本土への上陸数は平年の2.7個より多い5個と、発生数と日本への接近・上陸数がいずれも平年を上回りました。

2019年1月1日15時に南シナ海で発生した台風1号は、南シナ海の熱帯域で対流活動が活発になり、この中から積乱雲が集まった事で熱帯低気圧となり、さらに発達して中心気圧が1000hPa、最大風速が毎秒18mとなり、台風の基準となる『最大風速が毎秒17.2m以上』に達したのです。赤道近くの海域は真冬でも、海面水温は28度以上あります。台風が発生する海面水温は[27度以上』ですので、台風の発達には十分な海面水温です。

先述のように2019年の台風1号は、進路を南シナ海を西進し、日本へは直接の被害や影響はなかったのですが、南シナ海南部やインドネシア近海の活発な対流活動によって、その北にある高気圧が発達して偏西風を大きく蛇行させる可能性があります。このため、間接的に日本付近に寒気を南下させるという被害や影響が出る可能性もありました。

「もう台風」ではなく「まだ台風」?

正月の台風発生は2019年までにもありましたが、発生がもう1日早ければ、2000年の台風23号が発生した12月28日を抜いて、一年で最も遅く発生した台風となるところでした。2019年の台風1号が発生したとき、「正月なのにもう台風1号が…」と感じた人が多く、マスコミ等でもそのように取り上げられました。ですが、「正月なのにまだ台風が…」の方が適切な表現です。

なぜなら、台風は暖かいと多く発生する事から、その年の台風シーズンというのは、北半球では気温が1 番低くこれから暖かくなる、2月下旬から始まるといってよく、1月は前年のシーズンの続きに相当するからです。ですので多くの年は、1月に1個発生したあとはしばらくして、2個目は4月から5月に発生します。

台風の名前の由来は?

台風は、その被害を受けている14ヶ国・地域で構成される「台風委員会」によって予め用意された140個の名前から、順番に名前がつけられます。2019年の台風1号の名前は、ラオスが提案した「パブーク(Pabuk)」という淡水魚の名前が付けられました。そして、2018年最後の台風となった29号の名前は、日本が提案した星座の名前「うさぎ」です。

なお、台風委員会の参加国・領域は、50音順にアメリカ(グアム・サイパンが米領)、韓国、カンボジア、北朝鮮、タイ、中国、日本、フィリピン、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、ラオスの14カ国・地域です。

2019年台風1号の進路は?被害状況についてまとめ

2019年の台風12号は、元旦に発生したから1番乗りという訳ではなく、2018年の続きととらえた方がよさそうですね。また、台風のアジア名の由来にもいろいろな経緯があって興味深いですね!

台風の名前の付け方や由来は?日本とアメリカで比較!

日本では台風の名前の付け方は「台風〇号」というのが一般的ですが、別で固有のアジア名もついているのをご存じですか?その由来も気になりますね。アメリカのハリケーンの名前の付け方は人名ですが、その由来は何なのでしょうか。今回は台風やハリケーンの名前の付け方がどうなっているのか、名前の由来についても調べてみました。

台風の日本での名前の付け方は?

日本の台風に当たるアメリカのハリケーンですが、「パトリシア」や「カトリーヌ」など人名が付けられています。日本では台風の名前は「台風〇号」といった呼び方が馴染み深いです。このように台風の名前の付け方には、アメリカのように名前を付ける「リスト方式」と、日本のように「番号方式」があります。世界的にみると、アメリカ付け方の台風の名前のような、「リスト方式」を採用している国が多くみられます。

日本の「台風〇号」という名前の付け方は、気象庁が付けています。毎年1月1日から順に一番に発生した台風を第1号とし、以後、発生順に番号をつけていきます。数字を見るだけで「今年に入って〇個目の台風」と分かりますね。ですが、前年度以前のものになると、曖昧になってしまうのが日本の台風の「番号方式」による名前の付け方の特徴です。

ですので、日本の台風においても『大規模災害』や『顕著な気象現象が観測された台風』には「名前を付ける」方式が採用されることになりました。過去に8個の命名された台風があります。

1954年:洞爺丸台風
1958年:狩野川台風
1959年:宮古島台風
1959年:伊勢湾台風
1961年:第2室戸台風
1966年:第2宮古島台風
1968年:第3宮古島台風
1977年:沖永良部台風

いずれも大きな被害を出した台風です。しかし、1977年以降に命名された台風はありません。

ハリケーンの名前の付け方と由来は?

北大西洋のハリケーンの名前の付け方は、頭文字のアルファベット順に、人名が21種類(26文字中Q、U、X、Y、Zの5文字は利用しません)のリストが6セットから1年ごと1セットずつAから付けていきます。もし、21個以上の台風が来てしまった年は、順次ギリシャ文字のα(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)を使ってきます。2005年にギリシャ文字のハリケーンが誕生しました。

北大西洋のハリケーンの名前の由来は、もともとはアメリカ空軍や海軍の気象学者が、恋人や妻の名前で台風を呼んでいたのが名前の由来で、女性の名前が付けられるようになりました。ところが、1979年以降は男女平等に反するという理由から、交互に男性と女性の名前が用いられています。

台風のアジア名の名前の付け方は?

ハリケーンのように、気象機関が設置する委員会で『事前に決めておいた台風名のリストから発生順に名前を選んでいく』方式の名前の付け方が、「リスト方式」です。「リスト方式」には2種類あり、「年次リスト」型と「継続リスト」型に分かれます。ハリケーンのような「年次リスト」型に対し、日本のニュースで「台風何号」などの情報に( )付けで名前が表示されているのが、「継続リスト」型の台風の名前です。

日本を含む北西太平洋地域の台風の名前の付け方は、1999年まではアメリカ空軍気象隊が定めた名前のリストが、毎年更新されて気象庁に送達されていました。ですからアジアの台風には一つの台風に対して「台風〇号」と「人の名前」の2つが存在したのです。ですが、この欧米風の名前はどうしても日本人には馴染まず、女性名の台風の呼び方は「国際的な通報だけ」に利用することになりました。

そして近年、アジア地域でも「自分たちの名前リストを作ろう!」という動きから、2000年以降は台風のアジア名の名前が付けられるようになりました。アジアのリスト方式は、ハリケーンのような「年次リスト」ではなく「継続リスト」で、あらかじめ決められた140の名前を発生順に付けていきます。台風の年間発生数の平年値は25.6個となっており、約5年で台風の名前が一巡します。そして再び最初の名前に戻るのです。

台風のアジア名の名前の由来は?

アジアの台風の名前の由来ですが、アジア・太平洋14か国・地域の気象機関で構成する「台風委員会」に属する14の国が、それぞれ10個ずつ提案して140個の名前が決まりました。「台風委員会」の加盟国及び地域は、

日本・香港・中国・ラオス・マレーシア・韓国・北朝鮮・マカオ・カンボジア・フィリピン・シンガポール・ ベトナム・タイ・アメリカ

となっています。リストにある台風の名前の由来には、動植物や自然現象に関する言葉や「あいさつ」の言葉などが含まれていて、それぞれの名前の由来に、お国柄や気質が感じられます。ハリケーンのような人名へのこだわりは無く、常に台風の被害が大きいフィリピンなどは「鞭打つこと」や「冷酷な」といった意味の言葉を挙げています。

日本の気象庁は『星座の名前を提案』していて、『特定の企業名や商標に使われていないもの』である理由は、やはり甚大な被害が出た場合の企業名や商標では、印象が悪くなるからですね。

使われなくなった名前がある?

ハリケーンの名前も台風の名前も、大きな被害を出した台風に対しては、被害を受けた国が世界気象機関(WMO)にその名前の引退要望を提出することができます。アジア名でこれに適用された名前は、VAMEI、RUSA、CHATAAN、IMBUDOの4つあります。大西洋地域では「カトリーナ」などが適用されました。これは、大きな被害がでたからという理由だけでなく、法律的な問題や歴史的な引用、保険請求に関する問題などで生じる曖昧性をきわめて防ぐことができるそうです。

台風の名前の付け方や由来は?日本とアメリカについてまとめ

台風の名前の付け方には、ハリケーンのような「リスト方式」と、日本の台風のような「番号方式」とがあるのですね。また、アジアでは2000年以降、独自のアジア名が付けられるようになり、140個の名前を順番に使用していることが分りました。名前の由来にもその国のお国柄が、よく表れているのですね。

2020年台風2号の進路は?被害状況を調査!

2020年の台風2号は、日本に被害を及ぼしたのでしょうか。進路なども気になりますね。今回は2020年の台風2号について、日本に被害はあったのか、進路はどうだったのかなどについて調べてみました。

2020年台風2号の発生と進路予想情報・気象庁は?

2020年6月12日(金)21時、南シナ海で発達中の熱帯低気圧から台風2号(ヌーリ)が発生しました。ウェザーニュースが発表した進路予想情報では、台風2号はやや発達しながら北西に進み、中国の華南に接近・上陸する可能性が高いとの事でした。

・14日06時の実況
大きさ –
強さ –
中心位置 北緯 21度20分(21.3度)
東経 112度30分(112.5度)
存在地域 南シナ海
中心気圧 998hPa
中心付近の最大風速 18m/s(35kt)
進行方向、速さ 北西 25km/h(13kt)
最大瞬間風速 25m/s(50kt)
15m/s以上の強風域 東側 220km(120NM)
西側 165km(90NM)

・14日18時の予報
強さ –
熱帯低気圧
予報円の中心 北緯 22度50分(22.8度)
東経 110度40分(110.7度)
存在地域 華南
中心気圧 1002hPa
予報円の半径 85km(45NM)
進行方向、速さ 北西 20km/h(11kt)

・15日06時の予報
強さ –
熱帯低気圧
予報円の中心 北緯 24度20分(24.3度)
東経 108度35分(108.6度)
存在地域 華南
中心気圧 1006hPa
予報円の半径 120km(65NM)
進行方向、速さ 北西 20km/h(12kt)

2020年台風2号の進路予想・米軍の熱帯システム【JTWC】と【ウェザーニュース】は?

2020年6月13日時点での、台風2号の米軍JTWC進路予想は、南シナ海を北上して中国本土に接近という事でした。同じく6月13日10:02の、ウェザーニュースによる台風2号の進路予想は、北西に進んでおり、あまり発達はせず、暴風域は伴っていないという事でした。

▼台風2号 6月13日(土)9時
大きさ階級  //
強さ階級   //
存在地域   南シナ海
中心気圧   996hPa
最大風速   20 m/s
最大瞬間風速 30 m/s
移動     北西 25 km/h

windyより日本周辺の風の動きと台風2号の名前「ヌーリ」(Nuri)の由来(意味)・命名国は?

Windy.comというのは、天気予報を視覚的にとらえることのできるツールで、プロのパイロットやスカイダイバー、パラグライダー飛行者、カイトサーファー、ボート競技者、サーファー、ストームチェイサー、漁師、ウェザーギーク、そして各国政府や軍関係者、救護チームなどでも利用されています。台風の進路や予想される悪天候の追跡、旅行の計画、今度の週末のお天気チェック。

様々な目的に応じて、あなたの居住地域の最新の天気予報を見ることができます。android版やiOS版もあり、PC版では、アメリカ海洋大気庁とヨーロッパの台風進路予想モデルが選択できます。これまで進路を見てきた2020年台風2号の名前は「ヌーリ」です。マレーシアの言葉で「オウム」の意味で、命名国もマレーシアです。

呼び名を変える?

2020年台風1号の記事で述べましたように、台風・サイクロン・ハリケーンは現象としては同一ですが、地理的な境界線を越えると呼び方が変わります。2006年に北東太平洋で発生したハリケーン「イオケ」は、西進して(日本の方に接近して)経度180度を東へと越えたことで、台風12号になりました。同じ熱帯低気圧の呼び名が「ハリケーン」から「台風」に変わった例ですね。

2020年台風1号の記事はこちら

このように、地域を超え「台風」に呼び名が変わったものを越境台風と呼びます。それとは反対に2019年の台風1号は、マレー半島付近で東経100度線を西に越えたことで、「サイクロン」に変わっています。

2020年台風2号「ヌーリ」の発生は1か月ぶり中国の華南に進む見通し!被害は?

2020年6月12日(金)21時、熱帯低気圧が台風2号(ヌーリ(になりましたが、台風2号の進路はやや発達しながら北西に進み、中国の華南に接近・上陸する可能性が高くなっていました。台風の発生は、5月12日に発生した台風1号以来となり、ちょうど1か月ぶりの台風発生でした。平年の6月の台風発生数は1.7個であり、台風の発生が増え始める時期です。

ウェザーニュースの予測では、台風は今年も平年並みの発生数が見込まれています。台風1号は、新型コロナウイルス感染症の影響による被害とともに、フィリピンに家屋被害などの甚大な被害をもたらしましたが、台風2号は進路を南シナ海を北西に進み、14日9時の発表で熱帯低気圧に変わりましたので、日本に被害はありませんでした。ただ、日本へ直接の被害の影響はありませんでしたが、間接的な影響はあります。

台風などで上昇した空気は、上空で広がり、台風の北側にある高気圧で下降する為、台風の北側の高気圧が強まる傾向があります。ですので、東シナ海の高気圧が強まることで、梅雨前線の活発化の可能性があるのです。

2020年台風2号の進路は?被害状況についてまとめ

2020年はまだ日本には台風の被害はありませんが、これから発生する台風には十分気を付けた対策が必要となりますね。

2020年台風1号の進路は?被害状況を調査!

全世界がコロナウィルスの被害に見舞われた2020年ですが、台風の季節が訪れようとしています。1号の進路や被害状況はどのようだったのでしょうか。すでに熱帯低気圧と変わった、2020年台風1号について、名前や進路を調べてみました。

2020年台風1号の名前はヴォンフォン?

現在は、台風の発生するたびに固有のアジア名の名前が付けられていますが、このようになったのは2000年からで、従来はアメリカが英語の人名を付けていたのですが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風には、現在は固有のアジア名の名前を付けることになっています。そして、その名前については前もって140個が準備されていて、発生順に名前がついていきます。140個の名前をエンドレスに順番に使っていく訳ですね。

2000年の台風1号にカンボジアで「象」の意味の「ダムレイ」が名付けられ、台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので、約5年間で台風のアジア名140個が一巡することになります。日本からは星座名に由来する名前10個が提案されています。ですが、大きな災害や被害をもたらした台風の名前については、以降は使わないよう変更することがあるようです。台風の名前の付け方についての気象庁のサイトはこちらです。

2019年最後の台風は29号『ファンフォン』(62番目)だったため、2020年の台風1号の名前は『ヴォンフォン』(63番目)となります。以降、2020年の台風の名前はヌーリ(64番目)、シンラコウ(65番目)・・・と続いていくのですね。『ヴォンフォン』はマカオが名付けた名前で、意味は「すずめ蜂」です。台風の名前や付け方、意味や由来、台風のたまごについては、こちらの記事をご覧ください。

2020年台風1号のたまご発生から進路は?ウェザーニュース・気象庁・米軍(JTWC)・ヨーロッパで検証

2020年の台風1号が発生したのは、5月12日(火)の夜です(たまごは5月6日に発生)。過去には、2019年・2018年・2015年・2014年・2013年・2005年・2003年には1月には台風が発生しています。2020年の台風発生は少し遅めですね。台風の統計を取り始めた1951年からの比較で、1号の発生が遅い順は、

1位 1998年7月9日
2位 2016年7月3日
3位 1973年7月2日
4位 1983年6月25日
5位 1952年6月10日

2016年は、7月に台風1号発生という記録的な遅さだったんですね。

ウェザーニュースによりますと、台風1号は5月12日(火)に発生後にフィリピンへ接近・上陸すると予想され、勢力を弱めながら沖縄の南へ進路を取るといわれていました。2020年の沖縄は梅雨入りは5月11日で梅雨明けは6月12日でした。

気象庁発表の進路図は、このように色分けされています。

:15m/s以上の強風域
:25m/s以上の暴風域
赤線:暴風警戒域
白線:予報円

2020年5月13日に気象庁が発表した台風1号の様子です(位置:フィリピンの東、中心気圧:994hPa、最大瞬間風速:35m/s)。基本的に気象庁の台風進路情報は3時間おきですが、日本に接近すると1時間おきに更新されます。2009年4月からは、5日(120時間)予報になっています。

アメリカ政府機関の為の気象情報として、アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表する台風情報がありますが、一般人でもアクセス可能です。「時差」に注意して、日本時間に直すには時差の9時間を加える必要があります。気象庁と米軍(JTWC)の予報の比較になります。

ヨーロッパ中期予報センターの予報は10日間予報なので、日にちが経つにつれて精度が落ちるようです。

「台風」の定義とは?

「台風」とは、もともとは熱帯低気圧です。そして、熱帯低気圧の中で気圧が最も低い位置を「気圧中心」と呼び、その勢力と位置によって台風が定義されます。勢力については、低気圧域内の最大風速が約17.2 m/s以上に発達したものが、「台風」といわれるのです。通常の低気圧と最も異なるのは、前線を伴っていないことです。次に位置ですが、北西太平洋の「東経100度線から180度経線までの北半球」に中心が存在するもの、地図上ではモンゴルやタイを結ぶ経線より東、かつユーラシア大陸の東端の緯度より西、という事になりますね(ざっくりとした位置関係ですが)。

ですから、世界の地域により、同じ(最大風速が17 m/s以上の)熱帯低気圧であっても呼称は変わります。すなわち、北インド洋にあるものは「サイクロン」、南太平洋・北太平洋(180度経線以東)・北大西洋にあるものは「ハリケーン」と呼び名を変えます(「ハリケーン」は最大風速が33 m/s以上のものを呼びます)。もちろん、台風・サイクロン・ハリケーンともに現象としては同じです。

2020年台風1号の被害は?

2020年5月12日21時にフィリピンの東で発生した台風1号(ヴォンフォン)により発生した被害は、5月17日のフィリピン社会福祉開発省(DSWD)の報道では

・被災人口:218,400人(60,285世帯)
・死者4人、負傷者25人(崩れた壁に巻き込まれる等)
・家屋被害:7,459棟(全壊1,128棟、一部破損6,331棟)、リージョンVIII
・被災地域:173バランガイ(リージョンII, III, VIII,CAR)
・避難所はすべて閉鎖、最大3550人(993世帯)が、68か所(リージョンII,III,CAR)の避難所に避難

となっており、台風1号(ヴォンフォン)は2020年5月17日3時にバシー海峡へ進路を取り、熱帯低気圧と変わっています。また、新型コロナウイルス感染症の影響による被害は、5月16日時点でのフィリピン国内の感染者数は12,091人、死者は806人(米国ジョンズ・ホプキンス大学による集計)でした。

2020年台風1号の進路・被害状況まとめ

2020年台風1号(ヴォンフォン)は、フィリピンに主に被害をもたらしました。これから発生する台風は日本に進路を取る可能性も高いので、例年の事ですが十分な警戒と備えが必要ですね。